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PSYCD001
1.Retrospective
2.Parallux
3.Inside man
4.Emanations
5.Prime Factors
6.State of Flux
7.Learning Curve
8.Metabolic
あえてジャンル付けするならば[ミニマル音響サイトランス]とも言える、彼らのサ ウンドが凝縮された新作アルバム「PATHFINDER」は、 T.T.T.Records時代の極彩色な ゴアトランス的サウンドイメージは 払拭され、モノトーンでミニマル、ジャーマント ランス色を強く感じさせ る仕上がりとなっている。
キャリアに裏打ちされたフロアーでの感覚 が、オリジナリティ溢れる彼ら独自のトラ ンシーなグルーブを紡ぎ出 している。
「PATHFINDER」は彼らの活動の集大成であり、 また新たな始まりと言えよう。
BODYMUSICとミニマルが融合し、随所に散りばめられたサンプルがクールな疾走感 を生み出している1曲目から、ミニマルベース＆ボコーダを使いファンキーな仕上がりの2曲目。
3曲目はスカンジナビア系トランスに音響をミックスしたモノトーンなダー クチューン、4,5曲目は空間を浮遊するが如く飛び交うシンセサウンドと低音のグルー ブで仕上げられている。
そしてボコーダボイス+シーケンスによりソリッドかつハー ドな6曲目、トライバルでパーカッシブなサイケデリックトランスチューンの7曲目、 洗練されたサンプルと緻密なブレイクビーツ、骨太な低音によるグルーブが印象的なラストトラック。
アルバム全体を通してその洗練されたプログラミングと音と戯れる事で得られるポ ジティブなバイブレーションがCHARMのトラックには満ち溢れている。
過剰な装飾音 と楽曲の骨格がしっかりしているのもこのユニットの強みだ。各トラックに潜むアイ ディアを耳と体で感じて欲しい、フロアーでも共有できるはず。
丁寧な作業と二人の個性が生むアイデアで、今後のCHARMがどのような方向に進むの かが楽しみだ。